- 2016-7-7
- お風呂の達人

日本の昔から伝わる薬湯習慣。薬湯は、実は「趣」を楽しむだけでなく、多くの効能が確認されています。現代ほど医療が発達してなかった中での生活の知恵がたくさんつまっているんですね。
冷え性改善にお風呂はかかせませんが、お風呂の効能をさらに高めてくれる薬湯。自宅で簡単に楽しめるものもたくさんあるので、一度お試しください♪
◆柚子湯:風邪予防
昔から伝えられている伝統に、「冬至にはカボチャを食べてゆず湯に入る」というのがあります。風邪を引きませんように&ついでに金運祈願。湯船に柚子を浮かべて入浴する方法は、江戸時代頃から始まったようですが、強い香りがする植物で邪気を払うという伝統があり、冬の柚子は適していたという説もあります。柚子湯は、血液の流れを良くする効果、風邪予防、冷え性や神経痛、腰痛などを和らげる効果があります。もっと香りを楽しみたい、という人は切ってお風呂にぷかぷか浮かべると、アロマ効果が抜群ですよ。
◆リンゴ湯:甘い香りでリラックス♪
りんご湯は、香りがとってもいいんです。皮をむかずにそのまま入れたり、スライスして湯船に浮かべるなど、自由に楽しみましょう。疲労回復を促し、精神を安定させる働きがあるので、仕事で疲れた日などりんご湯にゆっくり入ると、リラックスできますよ。新陳代謝の促進、冷え性にも効くなんて、願ったりかなったり♪
◆みかん湯:美白
身近な果物みかんには、リモネンという成分が含まれていて、みかんの皮を入浴剤の代わりに入れるとこの有効成分が働いて湯冷めしにくくなります。ビタミンを多く含むので、血行が促進されてお肌スベスベになり美白作用があると言われています。美味しく食べた後の「みかんの皮」が美肌に効果があるのであれば、是非とも捨てずに有効活用したいものですね。みかんを食べて身体の中から、みかん湯につかって身体の外から、美白のW効果です。
◆レモン湯:リフレッシュ
レモン湯は、みかんと同様に美容効果大。血行が良くなり、お肌ツルツル、美白効果でシミ対策にもなるようです。そして、注目は殺菌、抗菌効果。デオドラント効果、消炎作用、虫除けなどにも効果があり、汗を流した後などにさっぱりとレモン湯でリフレッシュがお奨めです。
◆生姜湯:冷え症解消
食べるもよし、浸かるもよし。しょうがに含まれる成分は体を温める働きがあります。体を芯から温める効果があり、リュウマチや冷え症といった症状を和らげることが出来ます。更に、生姜にはたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、体の汚れが落ちやすくなり、いいことづくめ♪
◆ドクダミ湯:デトックス
毒素を体から排出するデトックス効果が高いと言われているどくだみ。 「毒消し」と言われるくらい解毒作用が高く、昔から万能治療薬として親しまれています。ドクダミ湯を作るには乾燥させたどくだみをネットに入れて湯船に浮かべればOK。強い殺菌抗菌作用の他に、汗疹、湿疹などの皮膚病予防、冷え性、水虫などの予防にもなると言われています。これは試してみないと。どくだみは全国各地に分布しており、野山はもちろん、庭や空き地どこにでも簡単に見つけることができます。ただ、お風呂と言えども、空気や水のキレイな自然が豊かな場所で採取するのがお奨めです。
<どくだみの見分け方>
どくだみは4月ごろから芽をだし、高さ15~35センチに成長し、先が尖ったハート形の葉っぱです。採取に適した5月下旬~初夏にかけて、白い苞に囲まれた黄色い花穂を持つ小さな花を咲かせまるので、見間違うことは少なと思います。葉をちぎってもんでみて、どくだみ特有の生臭いニオイがすれば「ドクダミ」に間違いありません。一度、ネットか図鑑で現物確認をお奨めします。
◆よもぎ湯:血行促進
全国に自生しているよもぎも、比較的手に入りやすい素材で、なんといっても「ただ!!」。よもぎ湯は、血液促進、肩こり、腰痛、冷え性、美肌効果、精神安定、安眠効果、新陳代謝を高める効果が期待できます。生でも乾燥したものでもOK♪。
◆ミント湯:気分爽快
飲みすぎの朝なんかのちょっと気分転換でさっぱりしたい時や、汗をかきやすい夏などにおススメ。血行促進や保温効果もあるため、冷え症や疲労回復にも効果的。
◆薔薇湯:リラックス
かつて世紀の美女、クレオパトラも薔薇風呂で美貌を保ったという言い伝えがあるほど古くから薬として使われてきたのがバラの花。バラの香りにはリラックス効果、美肌効果、女性ホルモンの分泌を整える効果があると言われています。私もアロマオイルの中で一番リラックスできるのが「ローズエキス」です♪安眠効果もあるとは嬉しい限り。薔薇を軽く水洗いしてから、花びらだけを浮かべると良いそうです。なかなか贅沢です・・・
◆ローズマリー湯:記憶力アップ♪
ハーブの体表ローズマリー、小枝ごと乾燥させて湯船に入れます。布袋などに入れると掃除も簡単♪抗酸化作用が強いのが特徴です。ローズマリー湯は、美肌効果はもちろんのこと、育毛効果も期待できます。なんといっても注目なのは、記憶力アップ効果で、認知症にも効果があると言われています。
◆蜂蜜湯:保湿でお肌すべすべ♪
はちみつにはお肌や髪に良いとされる成分が豊富に含まれていて、保湿力に優れています。大さじ1、2杯を湯船のお湯に溶かして出来上がり♪
お風呂上りはしっとりスベスベ。乾燥しがちな冬には嬉しいですね。殺菌作用もあるのでニキビや吹き出物を抑えてくれる作用もあるので、一石二鳥。ただ、蜂蜜はちょっと高価なので勿体ないという方は、白砂糖でも「保湿効果」は期待できます。大さじ1、2杯をお風呂に溶かしてお試しあれ。
◆大根の葉湯:血行促進
大根の葉1本分を風通しのよい場所で陰干しして乾燥させます。(7日から10日)乾燥した葉を細かく刻んで布の袋に詰め、口を閉じて湯船に入れます。大根の葉を使ったお風呂は、血行を促進し、発汗量を増やして体をポカポカ温めます。入浴後も保湿効果が持続して、発汗が促され、老廃物が除去されます。
◆唐辛子湯:ダイエット
トウガラシの種を取り除き、細かく刻んで布袋に入れ湯船に入れます。乾燥唐辛子でもOK♪初めての人は、少量から試してみてください。敏感な人は全身ひりひりして飛び出ることになりますよ!!
みかんを食べて皮を捨てようと思った時、ハイキングに行ってヨモギがふと目に留まった時、ちょっと不調だな、疲れたなと感じた時、家にある素材で薬湯を作って入浴を楽しんでみましょう♪。思いの外「香り」はあなたをリラックスさせてくれますよ。









