- 2016-9-7
- セラピストへの道

観察力とはなんでしょうか?「観察」というと小学生の頃の「アサガオ観察日誌」を思い出す方も多いと思います。毎日ちょっとしたアサガオの変化に注力し、日誌を付けるという作業でしたよね?つまり、観察力とは、少し難しくいうと「物事を注意深く、客観的にありのまま(事実)を広く把握する力」ということのようです。
何やら当たり前の力のように感じます。確かに誰にもこの「観察力」は備わっているのですが、更に「観察力」を鍛えることで、獲得できる情報量を各段に増やすことが出来るというメリットがあります。
◆「観察力」の違い
「観察力」はどうすれば鍛えられるのでしょうか?日常の些細なことに興味を持つことが始まりのようですが、些細なことにいちいち興味を示す人はそう多くはなさそうです。「対人」を切り口に例を挙げてみると、「顔色が悪い」「寝癖がついてる」「唇があれている」「髪型が変わった」「新しい靴を履いている」「リュックを背負っている」「変わったカバンを持っている」など、なんでもいいのです。
・例えば、顔色が悪いと感じた場合。
一体どうしたんだろう?何か悩み事でもあるのかな?聞いてあげた方がいいのかな?聞かない方がいいのかな?ただの寝不足かな?と様々な理由が連想できます。
・例えば、「変わったカバンを持ってるな」と感じた場合。
どこで買ったんだろう?いや、もしかして手作りかな?でも、なんでそのカバンを選んだのかな?使いやすいのかな?それとも、個性的なものが好きなのかな?など、いろいろ聞きたいことがたくさん出てきます。
つまり、「観察力」さえあれば、たとえ初めて会った人であっても「話題」が尽きることはないということなんです。ここで、自身の過去の経験を振り返ってみてください。今、仲の良い友達とのきっかけというのは、「好きな食べ物の話」や「ヘアスタイルに対するこだわり」と言った日常的なことで盛り上がり、その些細な話題がきっかけで意気投合して仲良くなったという経験はありませんか?
◆「対お客様」の場合
話が盛り上がると、相手に対しては「好意」を抱きやすいものです。また、接する(=話をする)時間が長くなれば、信頼感は正比例で高まっていきます。
ということは・・・。そうなんです。セラピストにとって「観察力」という能力は必要不可欠なのです。お客様がサロンを選ぶ時、最も大事な要素こそ「気持ちのよいコミュニケーション」ではないでしょうか。少し分解すると、こんな感じ ↓ 。実は当たり前のことを当たり前にやればいいだけなんです!
お客様に興味を持つ → お客様の小さな変化を見逃さない → お客様の小さな変化を話題にする → 気付いてくれたことにに感激し、話が拡がる → 信頼関係が深まる
◆「対先輩セラピスト」の場合
「観察力」が鍛えられると、今度は他人のいいところを「真似る」「取り入れる」ということが出来るようになります。尊敬する先輩がいれば、その先輩からは学ぶべきことがたくさんあるはずです。
学ぶことは「教えてもらう」という受動的なものばかりではなく、自ら「学びとっていこう」という気持ちになれば、学ぶチャンスは随所にあるものです。
先輩の接客の様子を拝聴する。そして「一体何が自分と違うのか?」「どこが自分より先輩の方が優れているのか?」「どのタイミングでお客様が心を開いたのか?」「なぜ、自分はなかなかお客様に心を開いてもらえないのか?」など、自己分析するための材料が転がっています。先輩のいいところを真似る、取り入れるなどが自然とできるようになった時、一人前と言えるのではないでしょうか?
◆観察力を鍛える方法
1)頭を柔軟にして当たり前の日常を見直してみる
何気なく日常生活を送っていると、新しいものは見えてこないものです。自分の興味がある分野(勝手にアンテナを張っている)の情報しか、目にも耳にも飛び込んでこないのです。これは、自分の脳が勝手に取捨選択していることによって起こる現象と言われています。毎日、テーマを決めて、普段は見ないし、見えないし、考えないものを「意識的に目を向け、自問自答」します。例えば今日のテーマは缶コーヒー。
Q:なんで、世の中にはこんなに缶コーヒーが多いのだろう?
A:新しい種類を発売したら、目新しくて買ってくれる人がいるからどんどん発売するんだろうか?
Q:なんで缶コーヒーを飲んでる女性をあまりみかけないんだろう?
A:恰好悪いのだろうか?まずいのだろうか?なら、男の人は味音痴?はたまた???
2)知識を増やす
・普段見ないジャンルのテレビを見る、新聞を読む、様々なジャンルの本を読む
・知らない人と積極的に話をする機会を作る
・新しいことにチャレンジしてみる
自分が興味のないこと、自分にとっては時間の無駄にしかならないと思われることにわざわざ向き合ってみる。そうすることで、視野が広がり、様々な人を受け入れる素地が出来、その結果、自分の中に様々な価値観が醸成され、周りから受け入れられやすくなります。
つまり、いろんなものを意識的に見て、そこから想像して、知識を習得する。通勤途中の道中や車中の中でも簡単にできるので、ぜひ、トライしてみて下さい♪









