本物のセラピストを目指すなら「カウンセリング力」を身に付けるべし!

心理療法でいう「カウンセリング」とは、「心を扱う」ものです。本人さえも気付いていない「問題」や「悩み」の原因を追究し、解決法へと導くこと。マッサージを受ける前に行う「カウンセリング」とは目的の異なるものと思われることでしょう。でも、あえて心理療法における「カウンセリング」について言及してみたいと思います。

◆心的ストレスを抱えた過去

%e6%82%a9%e3%81%bf%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb私事で恐縮ですが、以前ある事象(ここでは明言を避けます)が原因で「心が不安定」になったことがあります。「眠れず」「食べれず」「何をする気がしない」茫然自失。生きているのか死んでいるのかわからないような「死んだ方がまし」という状態。そんな中、少しでも毎日の苦痛を和らげようと「心療内科」へ。心療内科で「精神安定剤」と「睡眠薬」をもらって「薬」で誤魔化す「寝て」誤魔化すことに成功。更に勧められたのが週に1度のカウンセリング。

藁をもすがりたい私は「カウンセリング」で早く、よくなるのであればと快諾し、週に1度のカウンセリングを受けることに。「平常心」を失い、「何をする気も起らない」状態でも、「少しでも楽になるため」のヒントがないかと本屋に通って良書を探す。「他人に自分の状況なり不安なりをぶちまける」ことで気持ちが軽くなるとの情報から、周りの人に吐露する。様々な試みを繰り返す日々。

◆藁をもすがるカウンセリング体験

<カウンセリング1回目>

先生:「どこからでもいいので、お話しをしてください」
私 :1回目ということで、人に言いたくないような恥ずかしいことも含めて、伝えます。
先生:「なるほど、そうなんですね。」「へ~」「は~」と親身なような、親身でないような相槌。

カウンセリング終了後、「今は不安定な状態ですから、非日常的なことはしないよう、環境は変えないようにしてください。海外旅行に行くとか、新しいことに挑戦するなどは避けてください。ではまた来週同じ時間に」と。

<カウンセリング2回目>

%e8%a1%8c%e5%8b%95%e5%8a%9b%ef%bc%92先生:「あれから何か変化はありましたか?」
私 :「いえ、特に・・・」
先生:「何か気になることはありませんか?」
私 :「何と言ったらいいのかわからないのですけど、自分の行動が気になります。寝てる時も本当は寝ずにどっか徘徊してるんじゃないか?1分1秒、全て自分の行動を把握していたい」
先生:「変わった症状ですね」
私 :「・・・」
なんだかんだと何も劇的なこともなく30分経過。
先生:「ではまた来週同じ時間に」

<カウンセリング3回目以降>

そろそろ、カウンセリングが私の重荷になってきました。今日は先生に何を話ししてあげればいいのだろう?と。もう話すべきことは話してしまったし、もう何も話すことはない。一体どうやって30分間を過ごそうか?何か話題を用意しなければ・・・焦る・・・もう本末転倒です。
先生:「いかがですか?」
私 :何かしら、今週のちょっと特筆すべき事項を集めて話をしてみます。
先生:「そうなんですか・・・」
なんだかんだで30分経過。
先生:「また来週同じ時間に」
これからあと5回ほど、カウンセリングを受け続けます。毎週、話題を用意する、という私の不毛な努力が続きます。2ヶ月ほど経った頃、とうとう自ら「カウンセリング」をやめたいと申し出ます。「まぁそういうことならば」とそこで終了を迎えることになりました。

◆カウンセリングに対する感想

「カウンセリング」の定義
・患者さんの話を誠意を持って傾聴
・否定せず全てを受容
・ほめようとせず、教えようともせず、同情もしない
・本人の可能性を信じ、自ら原因にたどり着くことを補助し、解決へと導く
上記の定義通りであれば、私の受けたカウンセリングに間違いはないように思います。

%e5%b8%8c%e6%9c%9b%ef%bc%92しかし、今になって思うこと。彼女のカウンセリングは「規則通りに行われていただけ」だということ。この人は一体どういう人で、どういう経緯でこのような思いに至り、そして今、何に困っていて、自分なりに出来る努力は全部しているけれど、それでも出口が見出せなくて困っている。私は何の力になれるのだろう?という想いが彼女の中には芽生えなかったのだろう思います。

実際、そのあと4ヶ月ほどで平常心を取り戻します。結果、平常心を取り戻すのに必要な時間(この場合は約半年)が経過した、というだけのこと。出口が見えなかった私が、本当に欲しかったのは「時間が解決しますよ」という一言。プロと言えども難しい仕事であると同時に、彼女はプロであっても実体験もなく、扱う症例も少なすぎたのだと思います。

◆体験を通じて思う「カウンセリング」に必要なこと

「規則通りにルーチンとして対応する」事は何の意味もない、ということです。
常に相手の気持ちに寄り添い、相手の話に興味を持ち、相手のお役に立ちたい、楽にしてあげたい、という気持ちで話を聞く、この姿勢が大事だと思うのです。なぜなら、カウンセリングとは「希望を与える」ことに他ならないからです。そうすれば、患者である私が「今週は何を話してあげようか」と気を揉むことはありません。この人に話をすると気持ちが落ち着く、軽くなると感じたはずです。結果、カウンセリング受けることを面倒と捉えず、ありがたい時間として受け止められていたような気がします。

マッサージの事前カウンセリングであっても、同じことが言えるのではないでしょうか?
相手の話に興味を持ち、この人を少しでも楽にしてあげたい、と、相手の気持ちに寄り添って話を聞くことが、何よりも大事なことではないでしょうか。たったそれだけのことなんです。一方で、そんな簡単なことは、自ら興味を持って取り組まなければ、身に付けることは「絶対に」できないということ。

身に付けるためには、真似すべきカウンセリングとはどんなものか?を自ら体験してみるのが一番です。当スクールでは、随時無料セミナーを実施しています。無料セミナーにてカウンセリングの疑似体験も出来ます。知らないうちに、自分でも思いもしなかったことまで話してしまっているかもしれません。

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