- 2016-7-7
- サロン経営の極意

実は人間ってとっても不思議。立場が変わると相手の気持ちの気持ちがわからなくなってしまうものなんです。「オーナー」と「お客様」の立場。自分が「お客様」だったらわかっていることが「オーナー」になって宣伝する側になると、お客様の気持ちが突如わからなくなるんです。
例えば、あなたがマッサージサロンを独立開業します。なにかしら宣伝をしないといけません。オープンしたばかりでお店を宣伝して覚えてもらわないといけないので、オープンから1ヶ月は特別に、半額価格で提供しよう。そうすればこのお店の居心地や、マッサージのスキルも理解してもらえるはず。せっかくだから、マッサージの後リラックスしてもらうために、高級スイーツとコーヒーも用意することにしようと考えたとします。こんなにお得なプラン、誰でも魅力的に感じるに違いない。自信満々です。
◆告知チラシの落とし穴
——— 以下、チラシ内容 —————–
★★★ マッサージサロン○○、オープンしました! ★★★
2016年6月1日に大阪に新しくオープンしたマッサージサロン○○です。
オープンを記念し、6月中に限り、全身マッサージ(60分コース)を半額で体験頂けるコースを準備しました!
さらに!
今だけ、人気カフェ○○のコーヒーと、スイーツの名店××のケーキもサービスしちゃいます♪このチラシを持ってきた人だけの特典!是非、お越しください。
スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしています!
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提供側(オーナー)の立場だと、こんな魅力的なプランは他にはないと思ってしまいます。お得感満載だ。行かない手はないと。※ もちろん、このチラシにはお店の住所や電話番号、地図情報など、最低必要な情報は掲載していることが前提です。

間違い①:そもそも、チラシをじっくり読んでくれる人なんていない!
たまたま時間があったので、じっくり読んでくれた人の中に、マッサージが好きで半額に魅力を感じる人がいたならば、コーヒーとケーキはプラス要素で魅力に感じ、だったら行ってみよう!と思う人がいないわけではありません。でも、ちゃんと目を通してくれる人の確率は10人に1人以下です。
間違い②:読むきっかけを与えていない。
マッサージサロン○○がオープンしたかどうかは、読み手にとって興味のあるテーマではありません。仮にマッサージを受けることが好きな人だとしても、マッサージサロンはた他にもくさんあるし、新しくオープンしたマッサージサロンに行く必要はなく、馴染みのサロンに行く方が気楽です。
間違い③:世の中全ての人がターゲット。
ターゲットが明確になっておらず、みんなに向かって発信するから、誰も心を奪われない。
・ケーキ好きがターゲット? ⇒ それなら、ケーキ屋さんに行きます。
・コーヒー好きをターゲット?⇒ それなら、カフェに行きます。
・値引き、割引きで客引き? ⇒ のこのこ、うまい話に乗って勧誘されにくるでしょうか?
結論、集客できる可能性は、ちゃんとチラシを読んでくれたマッサージ好きの「割引き」のお得感が好きな一元さんだけです!
そして、その確率はどうでしょ? 見てくれる人:10%、マッサージ好き:20%、お得好き:50%と多めに仮定して、0.1×0.2×0.5=0.01(1.0%)。ちょっと多めに見積もって、100枚チラシをまいて1人来てくれるかどうかです。しかも来てくれるのは「お得好きな一元さん」です。継続客になる可能性は極めて低いんです。
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